大江洋服店blog

大江洋服店作製日記

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2014.03.01 Sat ■せんしばんこう

大須観音の境内で、月に二回開催される骨董市がある。
私たちの休日と、骨董市開催日、そして大須へ出向く機会が
めずらしく全て一致したその日はもう随分と前の事なのに、
今日はその日の事が脳裏に事細かにフワ~~ッと浮かんで
一人思い出し笑いを浮かべながらミシンに向かってた。


私はその日、お宝を発見した。


そう大きくはない境内に、所狭しとお店が並ぶ。
古道具、陶磁器、着物、玩具など、一般的な骨董市のイメージそのままに。
ギラギラ照りつける太陽の熱さのせいか、終了時刻が近づいていたせいなのか、
ボツボツと店じまいを始めているお店もいくつかあって、
その合間を縫いながら、ゆっくりゆっくり歩みを進め、
そして一つのお店の前で足が止まった。
ヘルメット、水筒、何かの空箱や、良くわからない道具の数々、
旧日本軍の制服やらが所狭しと並ぶ、
言葉で言えば「ゴツゴツしたイメージの店」そんな印象。


早々と物色を終えたRyoは別の場所へフラフラ移動を始めたけれど、
私はもうしばらくそのお店にとどまる事にした。


そこにある。そんな確信にも近い予感があった。
何故だかは全く分からなかったけど、
そしてその予感は現実の物となった。


押し入れの一番奥に何年も、何十年も潜んでいたかの様な
年季の入ったミカン箱程度の大きさの段ボールが二つ。
蓋をソット開けてみた。


中には本が無造作にどっさり詰め込まれていた。
随分な数があった。
一番上には園芸の本、その下は1960年頃発刊された女性誌、
その下は、確か犬の本。
ジャンルも発行された年代もバラバラで、その一つ一つを
まるで積み木崩しでもするかのようにじっくり見ていった。
暑さのせいで、額に汗が伝うのも構わず、
私は”その何か”を探すのに必死だった。


たぶんあまりにも必至だったんだろう。私の必至さにつられ、
積み木崩しの作業に一人のマダムが加わって、
だけどすぐに立ち去って行った。
何の収穫も無いままに、一箱目をすべて見終わった。
どれも退屈な本ばかりだった。


でもまだ私の予感は消えるどころかますます胸の高鳴りは増すばかりで
一瞬Ryoの居場所を遠くに目視で確認したあと、
私は二箱目の宝探しに没頭した。
小説、地図、カメラの本、ローカルな歴史書、
どれもこれもせいぜい30年~50年位前の本。
表紙をみて、中身をパラパラ確認する。
同じ作業を何度も繰り返し
そして段ボールの底に横たわる最後の一冊を拾い上げた。
すっかりしゃがみこんでいた私はその一冊を手に取って
ググーッと背筋を伸ばして中身を確認した。


あっ。


思わず小さな声が出た。
それを一度段ボール箱に戻し、Ryoを呼びに行って
もったい付けてその本をRyoに見せた。
思った通りの反応をした。


「おーっ、すごい!いけ!」


店じまいを始めた女性に声をかけ、おいくらですかと聞くと、
面倒臭そうにその女性は
 「おとうちゃーん、これいくら?」
と奥の男性に聞いた。
恐らくここの店主だろう。


店主がこちらに向かって声をかけた。
「その本、何年って書いてある?」


私はドキドキしながら答えた。
「昭和4年です」

正確に言えば、昭和4年 第百版。
初版はなんと明治41年の本だった。


店主は答えた。
「んー、本当は1,000円だけど、今日はもう閉めるから800円でいいよ」


私たちにとって、お宝だと思った本に付いた値段が
果たして一般的に正当かどうかは分からない。
ただ、はっきりと分かる事は、
この本の価値は店主にとっては800円相当。
私たちにとっては、プライスレス。


物の価値とは、それを手にした人が、
何かを揺さぶられるか否か、
響くか否か。
シンプルだけど、それなんだと思ったら
面白くて。


人の数だけ価値観があって、まさに千差万別。


後日、この800円でゲットしたお宝を何人かの方に見てもらったけど、
皆一様にスゴイと感動してくれた。
これこそが、価値観の共有なのだろうと、
また嬉しく思ったものです。


そんな事をひたすらさまざまに思い巡らしながら
今日も一日が終わっていきました。


このブログのタイトル、「大江洋服店 blog」を「hiroの脳内備忘録」に変更しようかとも思ったけど、
結局どちらでも一緒かと思い、変更するぞを変更する事にしました。

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2014.01.20 Mon ■臨時休業のおしらせ

二人顔を見合わせて
アハハハッと声を上げてわらってしまいました。


最近随分と多方面の方々から同じセリフを言われ続けていたのですが、
話題があがる気配の”け”の字も無かった取引先の方から
まさか私たちのブログについて先日こんな事を言われました。


大江さん、ブログ辞められたんですって?


それで、ワッハッハッハーと笑っていたのだけど、
いやいや、笑ってる場合じゃないがな、
と慌てて今こうして久しぶりにタイプを打っているわけなのです。


年末年始のご挨拶もままならぬまま
時間は相変わらずぐんぐんぐんぐん進んでいきますが、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


HP、web shop共に現在リニューアル中で、
いえ、正確に言えばリニューアルしたいよねー状態で、
これまた多くの方からご指摘を受けるHPに至っては、
トップページにこれと言った隠しボタン等は仕込んでおりません。
その話題になると、やっぱり声を上げて笑っているのだけど。


HP立ち上げ当初より、随分と色々な事、
環境だったり、設備だったり、やれること、やりたい事だったりが
変わり始めているので、それを一つずつ再構築するべく
リニューアルを目指しています。
M&Oもまたしかり。


というわけで、本題です。
以下日程、不在につき臨時休業とさせて頂きます。
電話、メールでのご対応も不可となります。
大変ご迷惑をお掛け致しますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。




【臨時休業のおしらせ】

2月1日(土) ~ 2月6日(木)





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■お客様各位
大変大変長らくお待たせしており誠に恐縮です。
作製の準備が整い次第、随時順番にご連絡させて頂いております。
何卒よろしくお願い申し上げます。


なお、現在作製業務が立て込んでおりますので、
ご来店いただくお客様は、事前にお電話もしくはメールにて
お問い合わせの上ご来店いただければ幸いです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。


大江洋服店 Ryo&hiro


2013.10.24 Thu ■Tool

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2013.10.23 Wed ■Denim Contest - focus on the leather patch

Super Futureでデニムコンテストをやりたいと思ってるんだ。
作ってもらえるかな?


そのメールをもらってから、数か月が経過した。
その間、いろいろなやり取りを重ね、完成したジーンズは
今頃それぞれのもとへ届いているころかな。


お客様企画によるデニムコンテスト。
参加者は18名。期間は18か月。
ちょっと面白いのは、そのコンセプト。
デニム生地は全員同じ生地。
仕様や、モデル(シルエット)は各々が決める。
ときたものだから、時間をかけて一本一本が形になった時は
ふぅーーっと肩の力が抜けたし、とても大きな充足感にも包まれた。


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18か月後、楽しみです。



と言っていた2012年8月終わり。
13か月経過←今ココ


一気に革パッチにフォーカス。

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2013.10.22 Tue ■Face

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2013.10.21 Mon ■つづいていくもの

ある目的のため、とある場所に向かった。
そこで私たちは目的の物と、
想定していなかったモノと出会った。
帰りの道すがら、少しだけ寄り道をした。
さらにそこでも出会いがあった。
刺激もあった。
何かのきっかけで、思いも寄らない良い連鎖が続く事が最近多い。
多少のビックリではびっくりしなくなったけど、
それでも毎回びっくりするのです。
ホットコーヒーがおいしい季節です。
頂いたおいしい差し入れとステキな会話と。

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2013.10.20 Sun ■level

1インチ = 2.54 cm
というのはすっかりしっかり頭の中に染み付いているわけですが、
インチについて、面白い事実を今知りました。

元々のインチは、男性の親指(爪の付け根部分)の幅に由来する身体尺だったとされている。古代ローマにおいて、フィートと関連づけられてその12等分した長さが1インチとされた。
インチ (inch) という言葉の語源は、ラテン語で「12分の1」を意味するunciaであり、質量の単位であるオンスと同一語源である。古英語の ynce(ユンチェ)を経て、 inch となった。
また、親指の幅であることから「親指幅」とも呼ばれた。現在でも、多くの言語でこの単位は「親指」という言葉に似た、または同じ名称で呼ばれている。



例えば32インチだったら、Ryoの親指幅32本ってことですか。


というわけで、いつかRyoの親指幅を測ってみようと思います。
"いつか"っていうのが本気度の低さをプンプン匂わせるけど。

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2013.10.19 Sat ■5 years

おおよそ一年ぶりに届いたからのメールに添えられた三枚の写真。
Lot 4101XX 5 years。

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2013.10.18 Fri ■瘡蓋

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2013.10.17 Thu ■ドラマティック

おもむろに本を開くと瞬く間に魅惑溢れる果てしない旅が始まる。
なんてことはない。
ファルコンに出会う事も無い。


ただただ、開くたびにボロボロページが破れやしないか
ハラハラドキドキはする。
古い本の持つ共通の特融のあの匂いが好きです。

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最近の口癖は、
”ドラマティック”。
会話を交わすどの人もドラマティックなんだもの。


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